bluerose’s diary

基礎疾患視点を中心に日々感じたこと

初めて見た夢のこと

生まれてのち夢というのはいつごろから見だすのか、人によって差はあると思う。

私が初めて「夢」というものを見たのだと後で感じた、夢を見ることを体験したのは正確な年齢は覚えてないけど、小学生のはじめだったと思う。

きっとそれまでは夢を見ていても忘れてしまったり覚えてなかったりしていたのだろう。

その体験は山崩れの場面だった。

山があってそこから土砂がどーっと流れてくる。

大変だ~~と思って山から離れるように逃げ出すんだけど、どういうわけか自分はまっすぐ逃げると飲み込まれるので、横にそれたりして土砂崩れの流れからそれたほうがいいと考えてそうしていた。私のほかに2~3人同じくらいの子供がいて、その子たちと走っているんだけど、そのうちに土砂崩れのところをまるで遊んでいるかのように走ってる。

 

 

がばっと飛び起きたわけじゃないけど目が覚めたときは結構興奮していた。そして

「今自分はベッドにいて寝ていたのにさっきまで自分はあんなに焦って走って逃げ回っていて一体どういうことなんだろう?」

という疑問がすぐ浮かんできた。

この夢の場合中身がどうのこうのというよりはその寝ているときと起きたときのギャップというか自分が存在している場所があまりにもかけ離れていてどうしてこんなことが起きてるんだろう、という一種の理不尽な感じがとても印象に残っている。

 

 

この後ずっと大人になっても山崩れの夢は記憶にない。

ところが、精神科に入院するちょっと前、30歳過ぎくらいになるかな?

今度は山が向かって右側にあり、そこから左に向かって山崩れが起こるのを私は見ている。と同時に何か「今度こそ捕まえますよ」みたいなセリフが女の人の声で聞こえてきたのと、たぶん山崩れの先にいる左側の人、これがどうも自分らしいのだがこの人が山とそれほど変わらない大きさで存在しているらしく、それが飲み込まれていく感じがして、その時は私がそれを体験している感じだった(今まで観察していたと思っていたんだけど)

 

目が覚めてからの自分の気分は覚えてない。この夢は記録していたので半分はそのメモした文章の記憶と半分は覚えている静止場面が一緒になって今ここで文章として再生している。

 

そのあとこの記事を書いている現在、今のところ山崩れの夢は見ていない。

精神科に入院するちょっと前に山崩れの夢を見た、ということを考えると、初めて夢を体験したといえる時に自分は結構ストレスとか刺激とかあったのかな?とか思うんだけど、実際の生活上でそれらしきことをあまり思い出せないでいる。けど、日常で思い出せなくてもどこかできっと深い何かがあったんだろうな、って思う。