今は落ち着いているが、精神的な状態が一時ひどくなった時期があって、その時、何の影響なのか、尿が出なくなったことがあった。
それで、お腹はトイレに行きたいのに行っても出なくて苦しみ、とにかくどういうつもりか自分で呼ばなくてはならないのに「救急車がくるまでは…」とか考えていた。
幸い、尿はそのあと真っ赤な状態で出すことができて、なんとかしのいだけれども、あのときは本当にどうしようかと大変なことを思い出していた。
九の話である。
九は苦につながるとか言われてあまりいい意味にとってくれない数字。けれども9月9日は陽が重なる「重陽の節句」とかいうし、なかなか興味深い。
この九であるが、「きゅう」と呼んだ場合、アルファベットの「q(キュー)」に似ているので面白いな、と思った。形と読み方の似た者同士。救急車なら「99車」とか「qq車」とかなんか言葉が勝手に関連用語を拾い出して、たまに自分の頭は乱調気味になる。
どこかで堂々巡りになってるとき、それに気がつきかけてるとき、何かが互いに追っかけっこしてるようにぐるぐる回っている夢を見ることがある。トラがぐるぐる回っているうちにバターになるならいいけど、そういう感じでなくて「あ、自分はなんか同じところぐるぐる回ってるな」という感じを受ける夢。
ぐるぐる回っているとき、そこから抜け出すには、円環、例えば0(zero)とかO(o)とか、同じ平面で抜け出すならどこかを切らなくてはならない。そんなときふと浮かんだのが大文字の「Q」という文字。
この文字から思い出すのはquestionとかクイズ(Quiz)とかそんな言葉。問いかけること。
けれども、文字というのは幾分絵画的でもあり、もうひとつ思い出すのはOからしっぽを出すこと、すなわち正体がばれたり、ねずみだったりそんな言葉まで連想する。
めちゃくちゃな連想の仕方だけど、こういう連想は妄想という名のもとに隠れた「コンステレーション(星座)」なのだと自分で楽しんでいる。