お墓がある。刻まれた文字をまだ読んでない。夜のような場所。
わたしはそこで、黒髪の男の子を見つけた。亡霊だと思った。このお墓に来ている二人の男女がいて、どうやらその二人の子供らしいと私は思った。
男性の方が女性に聞く
「あの子は誰?」
私と女性は(おっと、知り合いだったのか(笑))くすくす笑う。
自分の子供も知らないなんて。
私はそこから離れて別の部屋に行く。
その部屋から斜め向かいに別の部屋の中が見える。
お医者さんがたくさんいて、なにかやっている。手術なのか?なにかの研修というか勉強なのか?
その部屋を出て、お墓のあった場所に戻る。
墓石に名前を刻む部分が白く区切られて、まるで画像に名前を書き込むようになっている。
墓はあの子供のことを聞いた男性のものだった。
私はその白く区切られた部分に「平井…(名前は失念した」と打ち込まれていくのを見ている。