少し前のことだけど、こんな夢をみた。
わたしは昔勤めていた会社にいる。
わたしの前任者が仕事をやめてその人の後を引き継ぐことになっていた。
前任者の机の引き出しを開けてみると、官製はがきの切手の印刷された部分だけ四角く切り抜かれたものが、たくさん出てきたのでびっくりした。
その切り抜かれたものを見ながら、彼はちょっと気が変になっていたのかなあ、と思う。
夢の中では真剣だったのだが、目覚めてこの夢を思い出したとき、切手の切り抜きだけ集めてためこんでいた、という光景がなんかとてもシュールで笑いそうになった。
そして、自分もどこかでこれに似たことをしているかもしれないなあ、と思った。
官製はがきは全体で1つのものであり、切手の部分だけで使えるものではない。
それなのに、本当の切手のような絵が印刷されているそこだけに価値があるように思い込み他の部分は無駄だと切り捨てるような考え方。
【追記】
ここまで書いてから、もう一つ浮かんできた解釈。
切手の絵の部分を目に見える世界、余白その他を目に見えない世界と考えてみること。