bluerose’s diary

基礎疾患視点を中心に日々感じたこと

世界の象徴と妄想幻覚

精神病で入院沙汰になるときというのは大抵が自らの妄想で度を失い混乱して周りに迷惑をかけてしまう、いわゆる自傷他害というケースが多いだろう。わたしも御多分に漏れず、自分の幻覚に度を失って自殺未遂を起こして入院となった。 その時の妄想幻覚なのだ…

イメージのもつ力

願いがあるなら具体的にイメージしろ、ということが巷間ではささやかれている。そんなものなのかなあ、とか思ってイメージしようとしたこともあるけど、わたしはそれが実は苦手だった。だ いたい、誘導瞑想などで、「~~をイメージしましょう」という言葉に…

パニック発作

パニック障害という症状があるが、私は若いころほとんどそういうものとは無縁だった。一度20代前半の頃に、バスの中で突然冷や汗をかいて気が遠くなったことがある。かなり気持ち悪くて、このままぶっ倒れてしまうのではないかと思ったが、なんとか停留所…

時が止まるということ

断薬して、曲がりなりにも社会生活に少しづつ参入しはじめてきている昨今。 新しく活動し始めた部分を振り返ってみてあることに気がついた。 参加している集まりなどの年齢層が、私が精神病として倒れた年齢に近いのである。 病気に倒れるまえのこと。ある精…

知識で体験を還元することが解決ではない

理解しがたいイメージが出てきたり、妄想が現れたりした場合、それを理解しようといろんなことを私は考えた。 心理学の知識が少しあったので、精神分析や分析心理学などの分野で解説される「象徴」やらなんやらを当てはめて、このイメージはこんなことが現れ…

直感と妄想

精神科にお世話になってから、ずっと考えていたのは、直感と妄想とどう違うのだろう、ということだった。同じ変性意識の中で知覚するものだが、直感と言われるものは建設的で、受けた者をきちんと導いていくが、妄想は受けた者を混乱へと陥れる。 そういうこ…

49歳

わたしは30代のころ、強烈な変性意識に襲われて、制御できなくなり、自死行為で入院したことがある。それからずっと向精神薬を服用していたのだが、数年前に再び強烈な変性意識が始まり、それがきっかけで、かえって向精神薬をやめることができたという経…