bluerose’s diary

基礎疾患視点を中心に日々感じたこと

油のお話

喘息の改善にあたって、それほどたくさんでもないけれども、生活習慣から食事のことまで、思いついたワードで検索をしている。

今日は油について、こんな記事を見つけた。

health-to-you.jp

ビタミンEは抗酸化作用があって体にいいといわれているが、この記事によればEにもいろいろあって、ビタミンEと認定されるのはαトコフェロールというものだけで後の種類は現在外されているとのこと。他の種類は肝臓で代謝されてしまうためなのだそうだけども、この他の種類の中にγトコフェロールというのがあって、これを取りすぎると肺機能が低下するということらしい。

 

油にはこのγトコフェノールが多い種類があって、その油を多く摂取している地域では喘息患者が有意で多いというので、気になってリストをみると。

アマニ油が入っていた。

アマニ油といえば、向精神薬を断薬する前の話だが、DHAを手軽にとれるからといって勧められたことがある。それで何か月か摂取したのだけど、あまり自分にはあってないような気がしたので、やめたことがある。

まさか、肺機能にあまりよろしくないとは。

 

いや、2種類以上の不調を抱えると、あちらがたてばこちらがたたず、ということがあるのだなあ。

 

当時はやっぱり、精神疾患のほうが問題が大きかったので、とりあえず吸ステで静まっている喘息のほうは全然顧みることがなかった。

 

今思えば、もしかすると精神疾患より喘息の体質改善を優先すればよかったのかもしれんが、でも、頭混乱しているときに、今やってるような情報探しと実践ができるはずもなし。

 

まあ、やっぱり、病も癒えるには時がある、というあの格言は正鵠を得ているのでしょうなあ。とのんきな私。

【非推奨】喘息の薬の使い方

今、喘息の標準的な薬の使い方としては、発作が収まってもすぐやめず、しばらく継続することを勧められる。特に、吸入ステロイドはやめると、前よりひどい発作が起こるというので、医師と相談しながら、とかいうお話し。

 

今、赤文字で記した部分は、向精神薬の「やめると再発する」と同じだな、吸ステも別の要因じゃないのか、などと疑いつつ、まあ、これまで真面目に薬を使ってきたわけですが。

 

疑問を持ったからには自分の身体で自分の疑問を晴らしてみたくなり、薬の使い方をあれこれ変えている。まあ、いきなり吸ステ抜くのはご法度で死にそうになったので、これはいくら薬が、といっても急に抜くのはいかん。

 

現在、自分の体調とPF値を参考に、(PF値の上限下限を決めて)吸ステを使うかどうか決めている。

それで、ちょっとしたことなのだが、吸ステを使ったときと使っていないときのPF値と自分の体感に違いがあることに気がついた。

 

吸ステ使っていないときは死にそうなくらいになるPF値(本当はそんなになったらやらないほうがいいのだが、実験中のためやっている)があって、下限はそれが基準である。そのようになって、合剤を使って救出するとする。息がしやすくなり、安眠できると安易に薬減らさない方がいいのかなあ、なんて思うのである。

ところが、朝起きてPF値をはかってみると、死にそうなときのPF値とそんなに変わらなかったりするので、非常に驚くわけだ。自分の感覚が全然違うのに測ってみるとそれほど違わない、その理由は?って感じだ。

 

 

それから何回か自分の感覚と照らし合わせて、少し見えてきたのは、薬を使うと呼吸ができるようにはなるのだけど、薬が抜ける時間になると体がなんか知らん虚脱したようでだるくてしょうがない。そのだるくなるような時間にはかるのでPF値がそれほど上がらないのかもしれない。薬を吸った直後だと数値は変わるだろうと思う(それは1回調べてみた)、ということ。

 

 

身体関係の代替治療に何回かいったことがあるが、その時にいつも「呼吸が浅い」と言われていた。自分では普通に呼吸しているつもりだったのだが、薬を使う時と使わない時の身体感覚を比べはじめて、薬を使っていると、呼吸しやすくなるので自発呼吸が弱くなるのではないかと感じ始めた。使っていないときに気がつくと腹式呼吸をしていることが多かったのだ。

 

しかし、医者は「呼吸ができなくなってるから呼吸が深くなっているので危ないから薬はきちんと使いましょう」って言うだろうなあ。薬っていつの間にか自分の生命力を麻痺させてしまう部分があるかもしれない。

 

 

以上、個人の感想でした。

日常生活をきちんと送りたい人は薬をきちんと使いましょう。

 

 

 

喘息対策―足湯

喘息の薬軽減を目指して、細かいことは少しづつ始めてはいる。そんななか、先日ホームセンターのチラシに足湯バケツなるものが税抜998円で載っていた。これは天が

「足湯、いいよ♪」

みたいなお知らせかな(笑)と思って、早速買いに行った。

こんな商品。

f:id:offkey:20160827092405j:plain

ああ、画像が大きすぎた。

 

これにて昨日から足湯を始めている。やってみると非常に心地よくてやめられなくなりそうだ。たらいと違って水深があるのでお湯も冷めにくいし足首まで温まる。喘息が軽減したとかいう違いはさすがにまだ出ないが、喘息軽減しなくてもこれはしばらく続きそうな塩梅である。

 

ネットでいろいろ検索してみるとお湯にアロマオイルや塩、お茶、お酒、などを入れると効能が増えるみたい。そのうちやってみる。

吸入ステロイド関連

自分の希望を満たすためにありとあらゆる手段を使って頑張ろう。

ということで、まずは情報作戦から。

 

 

吸入ステロイドがなぜ止めがたいかというと、せっかく炎症を抑えたのがまたぶり返す(再発)とさんざん言われてきたからである。

そして、吸入ステロイド?服用じゃないし、少しだからほとんど副作用ないよ、的な情報しか見つけられなかった10年前。

 

私はなにもステロイド治療を完全否定しているわけではないのだ。なにかやり遂げたいことがあって、動ける体にしたい、という向きであれば吸入ステロイドは確かにしばらくの間はその願望をかなえてくれる。問題は長期化した患者に思考停止状態のおなじみの処方を繰り返す医療制度なのだ。

ということで、今回はその「副作用が少ない」と言われた夢の薬のその後見つかったリスクを書いた記事をリンクする。千里の道も一歩から。

rokushin.blog.so-net.ne.jp

喘息とのつきあい

このブログは自分の精神疾患について振り返ることを主なテーマとして立ち上げた。

が、気分変調と喘息の薬のことなどが急に浮上してきて、喘息のことを取り上げなくてはならないな、という気持ちになったので急遽カテゴリーを作成してこの話題を気が済むまでするつもり。

 

喘息の経過について。

喘息の治療を本格的に始めたのは精神疾患で服薬してからおよそ5年後のことだった。なのでぜんそく薬については精神疾患よりは短い期間だ。とはいってももう10年を超えてしまった。

 

だが、治療こそ短いものの、今思えば喘息そのものは精神的に苦しくなる前にすでにあったのだった。

精神疾患に繋がるような精神的な変調の兆しは日記から推測すると精神科病院に入院する2年ほど前からあった。丁度仕事を辞めた時期頃のことだ。なにか仕事を続けられなくなっていたのだった。

ところが、この職場にまだいた時代に、今思えばすでに夜中の呼吸困難や咳という喘息発作を起こしていたのだった。ただ当時は喘息のことを全く知らなかったので、これが喘息だということなど思わなかったのだ。それに毎晩ではなかったし、なんか知らん変な自律神経なんだろう、くらいなことしか思わなかった。

 

辞めてからこの夜中の発作があったかどうか覚えていない。次に発作らしきものを起こした記憶が精神科へ通院し始めて2~3年ほど経過したころだと思う。夜中に息苦しくなって呼吸できなくなるので、精神科の医師に話したのだが、これといって対策はされなかった。そしてカゼを引きやすくなり、夏なのに熱を出して淡がひどく咳が止まらなくなるなどの症状が出て、そのたびに息が苦しくなって、とうとう一日中呼吸が苦しい状態にまでなってしまった。それで近所の内科へ行くが抗生物質を点滴されても解消しない。処方された気管支拡張剤は1週間分あったが、ここじゃだめだ、と思って初めてインターネットを使って呼吸器科の病院を探し始めたのだった。

 

------------------

ここから先はわたしの個人的なほぼ思い込みや妄想の域に入る考えであるが。

この喘息の状態って結構精神的ないらいらを招くのではないかと思う。

これはこの間からの軽い発作から無謀な減薬で死にそうなくらいに苦しくなったことを体験して、この間の自分の感情を感じていたのだが、とにかく苦しいのでなんとかしたいという思いでずっといらいらしているのである。ただ、苦しいものだから周りに八つ当たりする元気はなく、ひたすらこの苦しさから抜け出すことばかり考えている。

無知だった時代、普段はなんともなくても体としてはやはり苦しくなり始めていたのだと思う。仕事をしていたときになんとなく「こんなことやってる場合じゃないんだよ」といつも感じていたのは、身体が

「はよ、この状態なんとかしないと大変なことになるぞ」

という合図を送っていたのではないかと思うのだ。でも、それってなんだかわからん違和感としか感じなくて、いらいらしているものだから、辞めてからなんとなく精神的な変調をきたしはじめるのも、もしかしたら無理はないのかもしれない、と思った。

 

幼いころに喘息を体験したわけではないので、どういうものか知らない。

もし、これが小さいころ体験したのだったら、「喘息またやってきたな」みたいにわかって対策を取れたかもしれないが、まあ残念なことにいらいらが高じて自分へのそれこそ自己免疫疾患みたいな精神的自虐攻撃を始めてしまいました。

 

喘息になるといらいらしたのは、交感神経の興奮もあるのだろうな。呼吸をするために賦活する必要があるわけだ。そう考えると、精神疾患というけど、本当は違うのかもしれないなあ、って思う。身体的な不調から引き起こされる精神症状。

 

良い子のみなさんはマネしないでね:-(

今、吸入ステロイドは200μ1回だけだったので、(調子よくない癖に)ためしに少し休止して他の薬だけにしたらどうなるだろうと思い実験した。

手元にあるのはシングレアだけなのでそれだけ飲むことにして気管支拡張剤はない。

 

1日2日くらいではそれほどではないが、3日あたりからPF値が下がりだし、そのままどんどん下がって5日目くらいにはとうとう通常の半分の値になってしまう。当然苦しい。これはいかんね、と思いつつ、暑いのに寒気がするとか結構危険な感じになってきた。そして1週間目の夜中に暑いのに冷や汗と寒気となんとなく震えがきていて、うとうとしていたのに目がさめて、はっきりいうと「死の予感」みたいな感じになってきたので、慌ててシンビコート吸いにいった。1回しか吸入していないが、ほどなく寒気がやんできて眠った。

 

 

…脱ステロイド、素人判断は本当に危なすぎるわ。

まあ、先週あたりは「ステロイドなしでもなんとかしてみたい」という気持ちがあって意地をはっていたが、死にそうになってシンビコートを吸入したときに、釈迦がスジャータにふるまわれた粥の逸話を思い出してな。少しかたくなになっていたと反省した。

 

それで改めて体質改善から取り掛かるしかあるまいな、と思い直して、あと喘息の薬は漠然と使わないなど、最初から検証しなおすところ。

 

ということで、減薬はきっちりつめてから計画的に始めましょう。

 

 

 

 

 

ステロイド外用剤と吸入用

ステロイド関係の記事を検索していて、アトピーと喘息、結構両方かかっている人が多いのだな、という印象を受けた。

いわゆる「アレルギーマーチ」という言葉があって、あちらが治れば、こちらが、という感じでいろんな疾患が出てくる現象。となれば、もともとは一つの原因というか要因が形を変えて身体のあちらこちらにでると考えるとよさそうだ。

 

ところで、これは私の単なる妄想思いつきなのですが。

 

アトピーに使われる外用薬は、その副作用や不都合がいろいろいわれて慎重に考える人が多い。「脱ステロイド」といえばまず外用薬を連想させるほどだ。

一方、喘息については、吸入ステロイドが開発される以前は、重症患者だとステロイドの服用があって、かなり身体的に負担のかかる治療だった。それが吸入ステロイドの誕生で、内服しなくてもコントロールしやすくなり、喘息死が減ったとされる。それで、現在はこの「吸入ステロイド」が第一選択の治療となっているわけだ。

 

吸入ステロイドは今までの治療に比べると安全だし効果も高い、と言われる。

だが、それはあくまで「喘息」に限っての話であって、身体全体を考えたときに、この吸入ステロイドって、気管支という粘膜につける「外用薬」なのではあるよね。

www.hifunokoto.jp

こちらは皮膚の部位によって吸収率が違うのを図にまとめたものがある。これでみると一般的に薄い部位ほど吸収率が高い。

となると、粘膜などはかなり吸収率が高そうではある。

もちろん、吸入ステロイドはマイクロ単位での使用なので危ないとはいえないのかもしれないのだが、皮膚で副作用がいろいろ報告されているということは、吸入ステロイドでも当然「リバウンド」現象が起こることも不思議ではないわけで、吸入ステロイドやめたら悪化した、というのはリバウンドがあるんじゃないかと、どうしてもこういう思考回路になるわけで。

 

ま、それにしても皮膚はともかく、気管支が「アトピー」のようになったらどうなるのか、と考えるとちょっと恐ろしいものがあるね。

一般的には気道の粘膜が「腫れて」ふさがれてしまう、という風に説明されるけど、アトピーのように刺激で浸出液がどばどばでて、それが淡になって気道をふさぐ、ということも考えられる。実際、私が死にそうになった夜中の発作では、テオフィリン系の薬を飲んだ後、ところてんのような淡が口からずらずら出てきて、これを見て、「本格的に治療しないとあかん」と思ったのだもの。それがステロイドの始まりだったのではあるが。

 

と、ここまでメモ。