今年、なぜだか急に天然石にはまりだし、ほぼ一週間おきに通販で買っていたら、同居人たちに心配された。
そして、極めつけが１０万近くするフェナカイトとモルダバイトのアクセサリーを購入した時だった。今まで、石やアクセサリーを買う時には数千円から、せいぜい２～３万のものしか買ってなかった自分が一気にぶっとんだ。それだけ気になった。さすがにもう石を買うのはしばらくやめたほうがいい、と家族から禁止令がだされ、自分も言い訳やら反論やらすると、経済的なことを責められるので、ちょっとだけ自重しようと思ったのだが、フェナカイトさまの検索をしている間に、それを上回る石だとかなんとかいう話でセンティエントプラズマクリスタルという石の名前を知ることになった。それがまた気になりだしたが、とにかくこれはまたあとで考えようと思ってその流れで、昔聞いたことのあるレムリアンシードのことなどもちょっと見ていた。
昔といっても、２０１６年の話だからそんなに前ではない。ツインレイとかいう話に心酔していたころ、エレスチャルを買った。それは数千円のものだが、当時のわたしには「たかだか石に数千円」という感覚でちょっとだけ清水の舞台から飛び降りた感じだったけど。
そのエレスチャルと一緒に、レムリアンシードも売られていたのだが、当時のわたしには何一つ引っかかるところがなく、ツインレイの話に心酔していたくせに、自分とはまったく違う世界の人が持つもので、自分には関係ないと思っていた。
まあ、そういうレムリアンシードというクリスタル。検索をかけると「持ち主を選ぶ」とか書いてある。こういう、石が「持ち主を選ぶ」という話は別にレムリアンシードに限らず、スピリチュアル好きの人に人気の石にはよくある話のようだが、たとえば、フェナカイトやモルダバイトにもそういう話があって、それはそれで、「まあ素敵なお話ね」と思って眺めていただけだった。
というか、石の世界では手に入れるのを「お迎えする」という表現をしているので、意外にそれは珍しい話ではないのかもしれないけど。
ところがレムリアンシードでその話になるとなんだかすごくマジレスな感じになってきた。そして持ち主かどうかというのは入手方法が「お財布にやさしい」という基準を読んだので、ちょっとだけクールでかっこいいと目をつけていたウラルレムリアンは１万円以上するため、普通に買うのは入手経路が違うんだ、と思って、一気に気持ちが覚めた。
そしたら、今度は数千円程度のレムリアンシードなんぞ探し始めてしまった。
ところが、そんなことを考えているときに古巣のお店の天然石屋さんサイトを見たら、レムリアンシードのライトニングクリスタル、というのが新着で出ていて、それはたぶん前にも見たんだと思うのだが、そのときはいきなり、「ああ、これは買わなくては」と感じてしまった。１７６０円。確かに写真ではすごく小さく見えるけど、雷に打たれ溶けた跡を持つクリスタル、というところで「これ買わないと」とか感じて、すぐぽちった。それから２２８８円のこちらはどんなのがくるかわからないレムリアンシードを１つ買って、荷物の到着をまつ。
天然石しばらく禁止令が家族から発令されていて、どうなるかやきもきしていたけど、不思議なことに、ひとりは外出、もう一人はなんとトイレに入ってる間に郵便屋さんがきて、直接受け取った。
なんかすげータイミングとか思った。
（出かけてない家族を家の中で見かけず、庭先にでもいるのかと思ったら、全部荷物をといたあとでその家族がトイレから出てきてびっくりした。箱や梱包などはまだゴミに出せてないが…）
開けてみて、ライトニングもレムリアンも思ったより大きいことにちょっと意外な感じがした。あとあまりときめかなくて置き場所を決めてるとき、自分がなんだか顔のひきつるのを感じて、なんかどこか無理してるんだろうか、と気になった。それでもライトニングは紙の箱に収まっていたので、それに二ついれることにして、家にあったさざれをしいて、今レムリアンを入れている。ライトニングは袋にいれて持ち歩いている。
自分の気持ちは「こんなもんかな、」とか「雷の跡というけど普通にかけたのかもしれない」とかそんな空虚な気持ちも散見し、果たしてレムリアンというけど、やっぱりこれを持ったところでツインがいるかどうかもわからんし、とかいう失望がどっかにあるのかもしれない。
実際、ツインレイとレムリアンシードの話を石が来てから読んでも、なんだかみんな空虚なお祭り騒ぎにしか感じられず、実際記事書いてる人たちは体験を書いてるんだろうけど、自分には体験はないから、なんだかなあ、と取り残された気分。
そんな中、ライトニングをあらためて見ると、どこかはがれたような面があって、レムリアンシードにはツインの結晶もあるのは知っていたから、それが分かれたのかなという感じがした。
まるで背中がくっついていた者同士が分離したように。
このことは別に悪いことではないのだろうけど、むしろ無意識につながっていたものが分離したという感じなんだろうけど、なにやら夢から覚めてるわけでもなく、ただ、自分は見果てぬ夢を見ているけど、なんとなくどうなんだろうと、手放すわけでもなく、信じるわけでもなく。
石画像はありません<(_ _)>
