bluerose’s diary

基礎疾患視点を中心に日々感じたこと

たまに戻ってみるとどのくらい進んだかわかる

完全に禁止はしないまでも、できるなら吸入ステロイドを使わないでちょっと維持してみよう、と考えてから、1か月ほど経過した。

最初のうちは、吸ステの抗炎症作用の貯金があって、薬なしの日を設けてもそれほどPFが下がらなかったが、だんだんと上がらなくなり、ちょっと自分で思っている危険域にいきそうだったので、一度吸ステを再開し、もう一度脱吸ステを試みる。

 

今度は、吸ステ以外の薬ならなにを使ってもいいと許可して、古いタイプの治療法、テオフィリン系の薬を使い、また一日おきに服用していたモンテルカスト成分の薬を毎日使ったりもした。

ところが、これは前と違って抗炎症貯金がないものだから、なかなかPFは改善しない。そのうち徐々に下がりだしてくるし、テオフィリン系を飲みだしてから、寝つきが悪くなってしまい、もう、こんなことで意地はってもだめだし、一度吸ステでもとに戻すか、と思い、昨日悪化したときに増量する量で吸ステを使った。他の飲み薬はなし。

 

今朝のPFは吸ステ休止中のときより50くらい上がっていた。さすがにステロイドさまさまだ。

やっぱり、現代医学にはかなわないのか、と

敗北宣言をしようとして、

ふと、今までの記録を読み返してみると。

 

2か月ほど前、まだ喘息の体質改善を始めたばかりで、今より徹底しないでやっていたころ、同じような量の吸ステを吸っていた時期があった。そのときのPFを見ると、昨日吸ステを吸う判断になった、危険域になりつつあるなあ、と感じた数値と同じなのである。

 

つまり、前、喘息が悪化して吸ステを増量したときの状態より、今回吸ステを増量したときのほうが成績がよかったということだ。

 

ここ2か月ほどの体質改善推進計画は、むだではなかったかもしれない。なにが効いているのかわからないが、とにかく、結果が出てないように思えたけど、そうでもないみたい。

 

私としては、吸ステ使ってしまったこと自体、もうだめだ、軍門に下ろう、というあきらめに近いものがあったのだが、この記録に意を強くして、再び体質改善と減薬に取り組むことにした。

 

まあ、たまに負けてみるのも新しい視点が獲得できてよいものなのかも。