bluerose’s diary

基礎疾患視点を中心に日々感じたこと

固定観念だらけの食生活

まあ、一部自己流で控えている食べ物があるのだけど、ナス科野菜と、精製した炭水化物(玄米や全粒粉などに置き換えているということ)が当面の制限品目。

 

そんな食生活をはじめてから、久々に外食する機会があって、どこに入ろうかと飲食店街をめぐる。ランチタイムの時間なのでそれこそ食べる場所には事欠かないはずなのだが、実際に店さきのメニューを見てみると、上記の制限品目にひっかかるものがほとんどなのである。加えて私は市販のドレッシングなども使っていないので、サラダと称してドレッシングどば、というのも食べないので、さて、どこに入ろうかと彷徨してしまった。

 

洋食系は全滅。麺類でいくか、そば屋。しかし今そばは食べる気がしない。中華も盛りだくさんで、何かにひっかかるしなあ…

 

とかうろうろしているうちに、とある店が目に入った。

とんかつ屋。

 

もしこの食事制限がダイエット目的ならば絶対に避けられる店だが(笑)、私の目的は別だし、肉は全然制限していないので、一瞬ここだ、と思った。

とんかつ屋ってついてくるものが意外にシンプルなのよね。キャベツにしろ漬物にしろ。あとは自分で味付けてね、ということでソースが置いてあったりするだけなので、これは結構使えそうだ、と小躍りしかけたのだが、目に入ったのが白い白いご飯。ああ、と失望して、でも他は捨てがたいので店頭で案内している人にご飯抜きをやっているかどうか聞いたら、やってる、というではないか。

即座にのれんをくぐった。

 

うはは。ごはんなしのとんかつ定食がこんなにうまいとは思わなかった。とんかつもキャベツもなにもかけないで食べた。非常においしかった。漬物と味噌汁がしょっぱいので十分なのだ。これがごはんもいっしょだと、とんかつにソースをかけて一緒に食べてしまうという昔の固定観念のままで、あとで非常におなかが苦しくなるところだったが、ごはんなしで食べたとんかつはぜんぜん腹がもたれない。

 

 

それで、私は自分の食事に対する固定観念

「主食はどんなときも食べるのが食事、あとは食事ではなくて間食とか緊急の食事」

「そして主食とは炭水化物のことであり、野菜やたんぱく質は副食である」

というものがあったのに気がつく。

 

 

でも、こんな食生活でいろいろ叫ばれている時代に、なにも主食が炭水化物でなくてもよいのではないか、と改めて思った。それこそ野菜でもいいし、肉、魚でもよい。

昔はカロリーを取ること自体が大変な時代だったため、比較的手に入れやすくてカロリーも高い炭水化物が奨励されたのだろうと思う。でも、それだって昔は精製されたものではないし、量自体も今みたいに多くはなかったはずだ。

 

 

昔、江戸時代に砂糖が「薬」だった時代とはわけが違う。

いわば、現在はその「薬」をドカ食いしているのと一緒な感覚なのかもしれん。ちょっとだけならどんなものだっておいしく食べられるけど大量かつ継続的に食べているとどんなものだって害になりかねない。だいたい副食はいつもローテーションで品を変えてるのに、毎食毎食「白いごはん」「小麦パン」というのはなんか思考停止みたいに思えてくる。たまにそれがない食事もまたいいのではないかと。

 

 

ま、そんなことを思った久々の外食でございました。