今、喘息の標準的な薬の使い方としては、発作が収まってもすぐやめず、しばらく継続することを勧められる。特に、吸入ステロイドはやめると、前よりひどい発作が起こるというので、医師と相談しながら、とかいうお話し。
今、赤文字で記した部分は、向精神薬の「やめると再発する」と同じだな、吸ステも別の要因じゃないのか、などと疑いつつ、まあ、これまで真面目に薬を使ってきたわけですが。
疑問を持ったからには自分の身体で自分の疑問を晴らしてみたくなり、薬の使い方をあれこれ変えている。まあ、いきなり吸ステ抜くのはご法度で死にそうになったので、これはいくら薬が、といっても急に抜くのはいかん。
現在、自分の体調とPF値を参考に、(PF値の上限下限を決めて)吸ステを使うかどうか決めている。
それで、ちょっとしたことなのだが、吸ステを使ったときと使っていないときのPF値と自分の体感に違いがあることに気がついた。
吸ステ使っていないときは死にそうなくらいになるPF値(本当はそんなになったらやらないほうがいいのだが、実験中のためやっている)があって、下限はそれが基準である。そのようになって、合剤を使って救出するとする。息がしやすくなり、安眠できると安易に薬減らさない方がいいのかなあ、なんて思うのである。
ところが、朝起きてPF値をはかってみると、死にそうなときのPF値とそんなに変わらなかったりするので、非常に驚くわけだ。自分の感覚が全然違うのに測ってみるとそれほど違わない、その理由は?って感じだ。
それから何回か自分の感覚と照らし合わせて、少し見えてきたのは、薬を使うと呼吸ができるようにはなるのだけど、薬が抜ける時間になると体がなんか知らん虚脱したようでだるくてしょうがない。そのだるくなるような時間にはかるのでPF値がそれほど上がらないのかもしれない。薬を吸った直後だと数値は変わるだろうと思う(それは1回調べてみた)、ということ。
身体関係の代替治療に何回かいったことがあるが、その時にいつも「呼吸が浅い」と言われていた。自分では普通に呼吸しているつもりだったのだが、薬を使う時と使わない時の身体感覚を比べはじめて、薬を使っていると、呼吸しやすくなるので自発呼吸が弱くなるのではないかと感じ始めた。使っていないときに気がつくと腹式呼吸をしていることが多かったのだ。
しかし、医者は「呼吸ができなくなってるから呼吸が深くなっているので危ないから薬はきちんと使いましょう」って言うだろうなあ。薬っていつの間にか自分の生命力を麻痺させてしまう部分があるかもしれない。
以上、個人の感想でした。
日常生活をきちんと送りたい人は薬をきちんと使いましょう。