bluerose’s diary

基礎疾患視点を中心に日々感じたこと

ステロイド外用剤と吸入用

ステロイド関係の記事を検索していて、アトピーと喘息、結構両方かかっている人が多いのだな、という印象を受けた。

いわゆる「アレルギーマーチ」という言葉があって、あちらが治れば、こちらが、という感じでいろんな疾患が出てくる現象。となれば、もともとは一つの原因というか要因が形を変えて身体のあちらこちらにでると考えるとよさそうだ。

 

ところで、これは私の単なる妄想思いつきなのですが。

 

アトピーに使われる外用薬は、その副作用や不都合がいろいろいわれて慎重に考える人が多い。「脱ステロイド」といえばまず外用薬を連想させるほどだ。

一方、喘息については、吸入ステロイドが開発される以前は、重症患者だとステロイドの服用があって、かなり身体的に負担のかかる治療だった。それが吸入ステロイドの誕生で、内服しなくてもコントロールしやすくなり、喘息死が減ったとされる。それで、現在はこの「吸入ステロイド」が第一選択の治療となっているわけだ。

 

吸入ステロイドは今までの治療に比べると安全だし効果も高い、と言われる。

だが、それはあくまで「喘息」に限っての話であって、身体全体を考えたときに、この吸入ステロイドって、気管支という粘膜につける「外用薬」なのではあるよね。

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こちらは皮膚の部位によって吸収率が違うのを図にまとめたものがある。これでみると一般的に薄い部位ほど吸収率が高い。

となると、粘膜などはかなり吸収率が高そうではある。

もちろん、吸入ステロイドはマイクロ単位での使用なので危ないとはいえないのかもしれないのだが、皮膚で副作用がいろいろ報告されているということは、吸入ステロイドでも当然「リバウンド」現象が起こることも不思議ではないわけで、吸入ステロイドやめたら悪化した、というのはリバウンドがあるんじゃないかと、どうしてもこういう思考回路になるわけで。

 

ま、それにしても皮膚はともかく、気管支が「アトピー」のようになったらどうなるのか、と考えるとちょっと恐ろしいものがあるね。

一般的には気道の粘膜が「腫れて」ふさがれてしまう、という風に説明されるけど、アトピーのように刺激で浸出液がどばどばでて、それが淡になって気道をふさぐ、ということも考えられる。実際、私が死にそうになった夜中の発作では、テオフィリン系の薬を飲んだ後、ところてんのような淡が口からずらずら出てきて、これを見て、「本格的に治療しないとあかん」と思ったのだもの。それがステロイドの始まりだったのではあるが。

 

と、ここまでメモ。