bluerose’s diary

基礎疾患視点を中心に日々感じたこと

インナーチャイルドの願い

最近、スピリチュアルなことを扱っているところを色々閲覧していて、とある本を見つけた。

ルイーズヘイという人の書いた「鏡のワークブック」という本だ。

 

ルイーズ・ヘイの鏡のワークブック

ルイーズ・ヘイの鏡のワークブック

  • 作者: ルイーズ・ヘイ,宇佐和通
  • 出版社/メーカー: 株式会社JMA・アソシエイツ(ステップワークス事業部)
  • 発売日: 2016/12/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 アメリカで有名な自己啓発やスピリチュアルの人々は彼女の出版社ヘイハウスから本を出してるらしい。日本ではどのくらい知名度があるのかわからないが、かなり高名な方らしい。

 

この方が今紹介した本のためのワークショップをオンライン上でやっている、というバナーを見かけて、ためしにそこにあった試し読みを閲覧した。

すると、私は最初のページを読むや否や、思わず感涙してしまったのである。

それで、これはちょっとやってみなくてはなるまい、と感じて本を購入し21日間のプログラムを全うした。

 

この本は私にとって、思いがけない自分の忘れられた記憶を呼び戻した。

 

インナーチャイルドについてのワークがあり、私はこれにかなり抵抗を感じた。実をいうとインナーチャイルドぴんとこなかったのである。しかし、ルイーズさんは大人になるとインナーチャイルドを無視するか見下すようになる、と書いていたので、それならば、と抵抗しつつワークを進めていった。

 

左手で自分の姿を書くワークがあって、それを行ってみた。

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描き終わって、この自分の顔が

「なんだかマイケルジャクソンに似てないか?」

と思って、それはなぜなんだろうと不思議に思った。

なぜなら、私は特に彼のファンでもないし、かといってアンチでもない。超有名スターだなーという感想しかもってなかったので、左手で書くということの不思議さを感じたのである。

 

そのあと、この絵を見ながら、ワークブックにある質問に自分で書き込んでいくわけだが、この時もマイケルに似ていると思った理由は思いつかなかった。

これが8日目のワークである。

 

描いた姿を本に挟めたまま、着実にページを進めていき、最終日。

この日のワークでは「前のワークで記録していたことを読み返してみましょう」という項目があって、それを行って、8日目にきて、文章を読み、この絵を見たときに、なぜマイケルに似ていると思ったのかようやく理由がわかった。

 

私は、幼いころに容姿コンプレックスを持っていたのである。

大抵の女性は多かれ少なかれそれを持っているだろうけれども、私の場合、子供のころ日焼けしていて、色黒だった。そしてそれがたまらなく嫌でしょうがなかった。しかし、子供のころの私はそれを言語化して自覚できなかったから、なにかしらん、屈折した思いがあって、自分は醜い、という意識がどこかにあったらしい。

 

いや、自分でもびっくりだけど、確かにそうなんだわ。他にもマイケルみたいに見えた理由はあるのだけど、一番大きいのは肌の色に関してである。

 

現在は年をとったせいもあって、あまり肌の色は気にならなくなったが、それ以外の容姿に関しての自分の思い込みとか概念とか信念とか、いっぱい出てきて、それが私の中でかなりな分量になっているようだ。

 

若いころ、私は容姿より自分の中身を気にしていた。どうして自分はこうも性格が好きじゃないんだろう、みたいなこと。

もしかすると、それは子供時代に出来上がった容姿コンプレックスが無意識にあって、それが自分の精神に影響して、そんな風に思ったのかもしれない。

実際、私は長じてから容姿による不都合や嫌な思いはほとんどしていないのである。

あるのはもっぱら自分の性格的なところによるものだった。

 

今、それで美容とかアクセサリーとか少し見ているのだけど、アクセサリーなどは

「こんなに美しいものがあったんだなあ~」となんかすごく新鮮な気持ちで見ている。

そりゃ、多くの女性がプレゼントにねだるのも無理はないなあ、と。

 

そして、スピリチュアル好きに女性が多いのもわかる。

パワーストーンとか美しいお守りとか、美しい文様とか、見ていて飽きない。

少なくとも自分はそう。それに、スピリチュアルで女性が願うことって結局どの分野であれ

「美しくなりたい」

ということだから余計に。

 

美しいものがもっと増えるといいな、なんて思う。たぶん幼いころの自分の願いはこれだったのだろう。

 

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精神病の初発で何が起こったのかようやく理解できた

精神病の急性期発作が初めてあったときに、いろんな妄想があったのだが、その中で

「身体が裏返る感覚」

から

「世界中と自分が繋がってしまった」

という恐ろしいほどの感覚に見舞われ、そこから自分は自分が何か考えると人が死ぬ、という妄想は一番恐ろしくて、ほぼパニック状態になっていた。

 

後からこの「世界中と繋がってしまって、自分はどうしようもなくなった」という感覚が解せなくて、折に触れては考え、バガヴァットギーターに似たようなものがあったとか調べていたのだが。

過去記事:自分の変性意識を検証する(文学幻想精神世界より) - bluerose’s diary

 

ネット上で精神科関係のことをやりとりしている場所があって、そこで引き寄せの法則の話がでた。

で、私は自分の経験からコメントにこういうことを何気なく書き込んだ。

これは、奇妙に聞こえるかもしれませんが、
実は、私が最初に精神病の急性期になったときに、
「体が裏返って、自分の体の中と世界が境界なしに繋がる感覚」
から
「世界中の情報とつながってしまった」
ようなパニック状態になりまして、自分がうかつに動くと(考えると)人が死ぬ、という妄想があったのですよ。

それで、最近注目されるようになった「引き寄せの法則」が
読んでいると、なんか似てるなあ、と思うわけです。

精神病がネガティブの極致に追いやられるというたとえだとしたら、
引き寄せの法則はそれをポジティブに主体的に行う、という感じでしょうか。

私の場合、病気でない時は懐疑主義なので、発作時にはその懐疑主義を打ち壊すような感覚が起こるのだと自分で解釈しています。

だから、今の私は本当に、おっしゃる通り、意志をもって自分をポジティブに信じることなのだと思うのです。

 引用部分はコメントの一部。

 

これを書いてから、なんかもやもや、というよりは何か閃きに近いような感覚がしていて家事をしながらその感覚を追っていたが、突然気がついた。

私は当時人生についてかなり絶望していて、絶望する要因や絶望しかない感情のことばかり考えていた。しかし、そんなことばかり考えているのも建設的ではないので感情を抑えることで知的に現状分析と思い込んでいたのだが、とうとう耐えられなくなって感情を解放しだしたときに、

「それ以上感情を伴った破壊的な考えを続けることは文字通り殺人的行いだ」

という自分の中の何か補償的なものが働き出して、「ものを考えると人が死ぬ」という妄想につながったのではないのだろうか、という気づきである。

 

私は当時自分と世界は取り立てて繋がっているとも思わなかったし、むしろ無関係に世界は存在しているとすら考えていた。だからこそ虚無的な部分がどこかにあった。そして、そういう考えやものの見方は私にとって、実はじわじわと私の存在自体を蝕むような毒だったのだろう。

 

その反動があまりにも大きくて、自分では持ちこたえられなくなって精神科に担ぎ込まれたわけだ。そして一命はとりとめた。

 

破壊的な精神崩壊の影に、生き物としての私が見せた働き。

このことに気がついて、妄想の一つが腑に落ちた。

 

 

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これは、自分一人で考えたり、こうやって一人で文章に書き出してみても気がつかなかったことである。

私は、こうして人とのやりとりで気がつけたこと。

これをありがたいと思った。

 

もっと率直に自分の考えたことや感じたことをシェアするという大切さ。

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精神分裂病の言語感覚

この間、思ってもみなかった精神病の急性期発作にかなり焦ったが、おかげさまでだいぶ回復してきた。

過去記事:検査づくし

 

この時の発作だが、3年ほど前に経験して断薬のきっかけとなった幻聴を中心とした妄想と身体感覚の異常の続きみたいな顛末だったので、人間の妄想というのはそうそうでたらめではなくて、その人自身と密接に関連し合っているのだなあ、と変に感心してしまった。

 

さて、私の場合、こういう幻聴があるときは、不思議な言語感覚になる。変な造語がたくさん聞こえてくるのである。今はほとんど忘れてしまっているが、発作時はそういう造語がたくさん聞こえてくるので本当に自分じゃないものがしゃべっているとしか思えなくなるのだ。

 

不思議なことはまだあって、そういう造語だと思ったものが、ふとしたきっかけで同じ言葉を見つけることがある。ひとつ覚えているものを披露したい。

 

私が混乱する精神状態の中で幻聴たち(複数の声)は「コンビニ コンビニ」と唱え、その中に「トンビに」という声が聞こえる。このトンビに、というのは願いごとをトンビに向かって投げることらしいのだ。さて、一定数聞こえたこれらの単語の後に

「バビントン バビントン」

と幻聴たちは歌いだす。そうすると願い事をかなえてくれるゴーレムのような大きなものが起き上がって、人々を救済するのだそうだ。

 

まあ、ありがちな妄想だけど、

「バビントン」

って聞いたことがなくて、変な言葉だなあ、と思っていた。けれどもなんか妙に調子が良くて、リズムと調子をつけたその唱え方を自分もいつの間にか鼻歌のように心の中で唱えていたのは、なんの洗脳かw

 

そのバビントンを、あるときネットで検索したら、いろんなものがたくさんあった。なので造語というよりはどこかで聞いたとか、もっとオカルト的にいえば、集合意識へのアクセス?みたいな話なのかもしれない。

基本は人名のようなので、いろいろ使われていても不思議ではない。キャプテン翼のキャラとか紅茶関連とか。

ただ、ちょっとびっくりしたのが「バビントン石」という鉱物。

別に鉱物があるということに驚いたわけではなくて、その時の妄想のテーマが「イシ」という言葉に対するものだったのだ。

イシという発音には「意志」「医師」「縊死」と3種類ほどあって、このどれもが自分の中で重くのしかかっている言葉だったりする。そういう発音にからめて「石」の中に「バビントン石」という名前の鉱物があること、この符合になんというかちょっとした神秘を感じてしまうのだった。

 

統合失調症の妄想や幻覚に魅了され自ら取り込まれてしまう心理ってこういう神秘にあるんだよなあ、って思いながら。

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ジョイスというアイルランド出身の作家がいる。娘は精神分裂病になってしまったが、彼女が表現する独創的な言葉にジョイス自身がほれ込んでいたらしい。そして娘の才能だと言っていたのだが、ユングは「娘さんは病気です」としっかり釘を刺していたという話を思い出す。ジョイスと違って意識的に独創的な言葉を作り出し表現できない娘さんは病気なのだと。

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今年の誕生日

去年の49歳から始めたこのブログ。

今年誕生日を迎えたならば半世紀生きたことになる。

 

今まで自分の誕生日に自分でギフトしたことはなかったのだけれども

今年は、ちょっと奮発して自分にプレゼントを手配した。

 

そのプレゼントは誕生日から少し時間がかかるので、

果たして、それまで自分が健在でいられるかどうか、今の状況では不透明だけれども

今まで、生きてきて、ありがとう、自分、私、という心境でその日を待ちたいです。

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検査づくし

年末にぶっ倒れてしばらく休息。
激しい頭痛と吐き気とめまいのあとに、幻聴が大量に噴出して収拾がつかなくなったのである。
頭痛は収まったがめまいと幻聴が続いていたので、正月明けに病院へいって血液検査とMRIを受けた。結果は両方とも異常なし。

 

 

血液検査は数年ぶり。
幻聴が出ていたので、普通の内科だと説明が面倒なため、以前通っていた精神科にたのんだ。
以前はコレステロール値が高かったのだが、今回は基準値に収まっていた。向精神薬を飲まなくなったせいか、あるいは食事の見直しが効いているか、ちょっとわからないけれども。他に異常もなかったので、薬の処方もなかった。
精神科を通院終えるまで、なんとなく医師にわだかまりがあったのだけど、今回、検査で診察してもらって、別に普通のお医者さんだな、と感じた。今までの中で一番フレンドリーだったわ。
これは自分がもう患者でないという意識が大きいのかな?

 

 

それにしても、今回の発作みたいなこの症状、自分の変性意識に向かって心を開いていかないと、ほんと大変なことになると思った。
平凡な生活とか言ってる場合じゃないわ。

精神科だとうつ病と診断されるかもしれない

国家資格の試験が終わってから燃え尽き症候群みたいになってしまったのか、がっくりと元気が出なくなり、一日の半分を寝て過ごすようになってしまった。

とにかく、明け方に目が覚めてしまい、なんとなく悲観的になって、しょうがないのでお湯など飲んでぼーっとして、眠くなってきたらまた眠る。すると今度は少し遅い時間に目が覚めて、ご飯を食べ、日常生活をこなしているうちに、昼下がり、非常に眠くなる。そして、気力がわかなくなって家にいるときは昼寝してしまうのである。

 

ここ最近の睡眠時間は昼寝を合わせると12時間くらい寝てるかもしれない。なにしろ昼寝が4時間。この昼寝も安らかというよりは、電池切れで充電中的な感じの昼寝。ここで寝ないで頑張れば夜中に目が覚めることもないのかもしれないが、そんなこともない。

 

最悪なのは、悲観的になって頭の回転がもっと落ちてしまうことで、さらに泣きたい気分になるので、毎回夜中に枕を濡らしておりまする。(昼寝のときもそうなんだけど)

 

こういう時は変な妄想が出てきて、なんというか、年末の時期のせいか、もう生活が苦しくなってやっていけない、一家心中しかないのか、などと物騒な妄想が現れることだ。

 

妄想関係については流石に統合失調症時代に調べているし、先のことはともかく今すぐに危ない状況ではないことはわかっているので、妄想だなあ、と思うんだけど、しかしなんというか絶望しか見えなくなるというのは何回あっても苦しいものだ。

 

私は、これまで統合失調症的な不安や緊張をたくさん経験してきたけれども、うつみたいに落ち込むことはあまりなかった。

それが、断薬する直前からひどい憂鬱状態になったことがあり、うつ病ってこんなにひどい憂鬱になるのかと少しビビった。
精神疾患で自殺率が高いのは統合失調症よりうつ病だと聞いたことがあるが、なるほど、と思うような症状で、もしこれが未体験で精神疾患のことをよく知らなかったら精神科へいって薬を処方してもらうことになるんだろうなあ、なんて思った。

 

この鬱状態、断薬後にも時折現れることが出てきた。
絶望的な気分になるのはつらいけど、なんか知らん責任感だけが突出していてそれでもあれをやらなくては、これをやらなくては、という気分に駆り立てられてしまって、休みたいのに休めない、的なところに落ち込んでしまうのが一番つらい。

翻って、統合失調症の不安緊張、あるいは妄想などは、突然機械に異常が起こって、強制終了的な部分がある。統合失調症のつらさは、むしろ、この症状が出て、少し回復してきたところで、再び狂気に陥るのではないか、とかいう不安感だった。

 

まあ、どっちにしろ、つらいことはつらいね。

今は寒くて暗い時期だし、北国に住んでるから、いわゆる「冬季うつ病」というものなのかもしれない。

 

なるべく、休む。

今はこれを心がけている。

 

 

今、ボディもマインドも必要としていたらしいアロマ

アロマは人に言えるほど詳しくない。

基礎化粧品を作るのに使っていて、その延長でアロマストーンに香りを落として楽しんでいる程度。

 

ケチな私は、アロマストーンに落とす精油を、購入したけどあまり使っていないものを落としている。香りは好きだけど、基礎化粧品向けでないもの。

 

昨日のことなんだけど、ストーンの香りが切れていたので、いつものようにレモンがシナモンあたりを落とそうかと思った。これらは基礎化粧品にあまり使っていないから減っていないのだ。

でも、ふと思いついて、そんなけち臭い料簡でなくてさ、こう今落としたい香り使おうよ、と思ってホーリーフを落としたわけ。

 

甘い香りが広がって、いつものさわやかだったり、落ち着く香りと違ったので少し戸惑った。なんか「香水つけすぎじゃない?」とか言ってしまいそうなそんな心持。

 

そんなことも忘れて、

さっき、yahoo占いでハーブをテーマにしたカードを引いてみたらこれがまた「ホーリーフ」だった。そのメッセージは「ギブアンドテイクでなくて共有したいと望んでる」というような趣旨。

 

メッセージはわかったようなわからないような感じだったのだけど、昨日選んだ香りと同じカードを引いたので、面白くてホーリーフの効能を調べてみた。

ホーリーフのアロマ(精油):作用・効果効能紹介

すると、精神面の安定効果と気持ちを切り替える働きのほかに、身体面で体のコリを緩和する働きがある、とか書いてある。

これ読んで、ああ、最近なんとなく余裕がないし、体中がなんとなく痛いし、だからかなあ、なんて思った。

 

まあ、あまりケチって、使ってないから使う、というのもほどほどにしておいた方がよさそうだな。使いたいものを使うことにするか。